ワクチン後遺症の基本的な考え方

ワクチン後遺症治療の基本的な考え方

遅発型のコロナワクチン後遺症(コロナワクチン接種後症候群)の病態は分解されずに身体の細胞内に残った 修飾ウリジンmRNAが生成し続けるスパイクタンパクによる影響によるものと考えられている。したがってその発症時早期の治療方針としては以下の三つの方法を組み合わせて行う。

①スパイクタンパクが周囲の細胞に結合しないようにすること
②またスパイクタンパクを生成している細胞が自己免疫によって受ける酸化ストレスを軽減すること
③そしてスパイクタンパクによって起る微小循環不全を改善すること

症状は多岐にわたるが病態はほぼ同じと考えて

①にはイベルメクチン
②には高濃度グルタチオン&ビタミンC点滴またはサプリ
③にはナットウキナ-ゼや漢方薬

をそれぞれの病態の病期を意識しながら試してみることをお勧めしています。
推奨する最大の理由は、いずれもが安全性の高い薬であるだけでなく、経験上多くの症状の改善が見られ、その効果が期待されます。
もちろん従来から知られている病名がついてしまう場合もありますが、 そうであっても背景にあるスパイクタンパクの影響を除去しない限り従来の治療法が奏功しないことも多いです。

また早発型の後遺症の場合は非可逆的な状態になっていることが多く、上記の治療が奏功しないこともあるが一通りは試してみるべきです。
遅発型で発症してから時間がかなり経過した場合も同様です。
治療する上で忘れてはならないことがいくつかあります。

・シェディング被害は後遺症を発症している人にもあり得ること
・したがってフルボ酸を内用・外用にフルに活用してもらいたい

またエネルギ-代謝の改善のために、食餌法を中心に腸活にも重要です。

※ワクチン後遺症やシェディング被害の治療法は現在標準的なものはありません。
対応できる医療機関で行われてる治療法は試行錯誤の状況であることを理解していたく必要があります。
よって上記の治療法も確たるエビデンスはありません。

しかし、現在多くの医療機関にワクチンによる体調不調を訴えて受診しても、相手にしてもらえない状況に鑑み、その可能性を心配される方に寄り添い助言をすることを目的としてオンライン診療を行っています。

ワクチン後遺症の診断基準(私案)

A群・B群の各項目のいずれかのタイプ分けを行い
C群の治療を①⇨②⇨③または②⇨①⇨③の順番で行い効果の有無を判定する。

A群の愁訴がB群の発症経過を辿りC群の治療に一つでも反応した場合、
「ワクチン後遺症」の疑いは極めて濃厚⇨スパイクタンパクの証明(今後の課題)

A群
(機能型か器質型か)

  1. ワクチン接種後に起こる原因不明の症候群で他の疾患がおおむね除外診断されたもの
  2. ワクチン接種後に誘発され、諸検査により従来型の疾患の診断名がつくもの

B群
(早発型か中間型か遅発型か感染誘発型か)

  1. ワクチン接種後そのまま接種前の状態に戻ることなく愁訴が続くもの
  2. ワクチン接種後1か月以内に症状が発症するもの
  3. ワクチン接種後1か月以上経過して症状が発症するもの
    (2回接種後は3~6か月後に発症することが多い・3回接種後は6~12か月後に発症することが多い)
  4. ワクチン既接種者がコロナ感染など発熱性疾患に罹患した直後から発症するもの

C群
(治療的診断)

  1. イベルメクチンが奏功する(スパイクタンパク血症型)
  2. 高濃度グルタチオン&ビタミンC点滴が奏功する(非HIV性免疫再構築症候群型)
  3. コロナワクチン除去散が奏功する(微小循環不全型)
  4. 上記3剤のすべてに反応しない(器質病変形成型)
    (再度、器質疾患の有無の鑑別診断または中医学的診断が必要)

補足

  • A-①が狭義のワクチン後遺症リスト
  • A-②はC群の治療が行われることなく従来の西洋医学の治療法が施行されることが多い
  • B-③は最もワクチン後遺症と気づきにくい発症パタ-ンであるが、多くの場合、突然発症するのが特徴的であり、早期にワクチン接種との関連を疑えば、C群の治療に良く反応する。
  • B-④はワクチン後遺症ではなくコロナ後遺症と「誤診」される恐れが高いが、病態的には同じなのでC群の治療を行う対象となる。
  • C群の治療効果は症状が複数ある場合は、症状別に診断する。
  • C群の各治療法はいずれの治療経験がないものではグルC点滴の効果を最初に判定するほうが良い(効果の発現が早く持続時間が短い)
  • C-④はワクチン後遺症の病態に基づく治療が適切に行われず、症状が遷延化または悪化傾向の者に多い(再生医療または中医学による治療をいとわない)
  • C群の中にステロイドによる治療は入れなかったが、免疫抑制剤を使うことはワクチン後遺症を再度潜在化させる可能性が高く、その方法しか症状を緩和する方法がない場合のみ使用すべきとして除外した。

後遺症の症状

  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 注意障害
  • 脱毛
  • 呼吸困難
  • 味覚障害
  • 頻呼吸
  • 睡眠障害
  • 関節痛
  • 発汗
  • 胸痛
  • 嘔気
  • 記銘障害
  • 耳鳴り

遅発型のワクチン後遺症が発症したと疑われたら出来るだけ早く、またシェディング被害が発症した場合も出来るだけ早くスパイクタンパクによる細胞への影響を除く治療を試みてください。
治療が遅れたり、症状が固定化してしまうと完治が難しくなります。
早発型のワクチン後遺症はすでに細胞が障害を受けている場合も多く、影響を除く治療だけでは効果が見られないことも多いようです。

後遺症の治療に対し様々な治療法が試みられています。
先ずは隠れている病気がないかどうか必ず確かめてください。

対症療法を行っても改善しない場合は、スパイクタンパクが関与している可能性を考えシェディング対策を行いながら三つ巴作戦を試して下さい。
多くの場合はそれで解決します。
それでも効果がなければ別の治療法を紹介してもらうこともできます。

全国の後遺症治療に取組む先生方のお知恵をお借りすることも大切です。