太る原因は糖質にありました

近年、減量効果が高いとして関心を集めている「糖質OFF」。
糖質というとケーキやお菓子といった甘いものがすぐ思い浮かぶことでしょう。
でも、実はご飯やパンといった穀類、おそばやパスタといっためん類も、日本人が多くとっている糖質です。
炭水化物は糖質と食物繊維からなり、そのほとんどが糖質なのです。

では、なぜ糖質をカットすることがダイエットにつながるのでしょうか?そのメカニズムをみていきましょう。

そもそも糖質とは、人間が動くためのエネルギーになる三大栄養素のひとつです。
三大栄養素とは、たんぱく質、脂質、糖質の3つをさします。
たんぱく質は、体を構成する約60兆個の細胞の原料になり、筋肉や血液、骨や皮膚などを作る働きがあります。
脂質は、すべて脂肪になると勘違いされがちですが、エネルギー源のほか、細胞膜やホルモンの原料になるという重要な働きを担っています。
そして、糖質は体のエネルギー源になります。

このように三大栄養素にはそれぞれ働きがあります。
「それなのに糖質をカットして大丈夫なの?」という疑問がわくかもしれません。
でも、大丈夫。そこには理由があるのです。

糖質は体内でブドウ糖に分解されます。
血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度のことで、体には血糖値を一定範囲に保とうとする仕組みがあります。
糖質をとると血糖値が上がりますが、この時膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血液中のブドウ糖を肝臓に移動させて血糖値を下げる働きをします。
肝臓に贈られたブドウ糖はグリコーゲンという形で蓄えられ、ブドウ糖が不足した非常時に再びブドウ糖に戻り、利用されます。
しかし、貯蔵量には限界があり、インスリンは余った糖質を中性脂肪に変えて体内に蓄えるという働きもします。
インスリンが「肥満ホルモン」と呼ばれるのはそのためです。
つまり、「糖質を制限することで血糖値の上昇を抑え、インスリンを抑制することで、痩せられる」というわけです。

糖質は体のエネルギー源ですが、糖質がなくても脂質でまかなえます。
また、体内には「糖新生」という糖質を作り出す仕組みがあるため、血糖値が低くなりすぎることもありません。
ブドウ糖が枯渇したとき、体はこの糖新生によって、足りない分のブドウ糖を作り出し、血糖値の補正を行おうとします。
その際、中性脂肪が燃焼します。

つまり、「糖質をカットして体内にブドウ糖が不足すると、脂肪がどんどん燃えていく」というわけです。
これが、「糖質OFF」で痩せられるもうひとつのメカニズムです。
血糖値の急上昇は、血管を傷つけ、血流を悪化させるなどにより、動脈硬化の原因にもなります。
さらには、過剰な糖質はたんぱく質と結びつき、「糖化たんぱく質」となって肌や髪、骨など全身の老化を進行させます。
「ブドウ糖は脳唯一のエネルギーなのでは?」と思う方もいるかもしれません。
でも、それは大丈夫。糖新生を行う際、肝臓では「ケトン体」という物質が作られます。
このケトン体が、ブドウ糖に代わる脳のエネルギー源になるため、心配ないのです。
(自宅でできるライザップ 食事編 より引用)

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