糖質制限食って何ですか?

糖質制限というのは、その言葉通り、日々の食事で糖質の摂取を控えるというもので、糖質制限食というのはこの考え方を実践した食事法のことです。
糖質を控えるといっても、何も摂取量をゼロにするということではありません。それは無理ですし、その必要もありません。
さまざまな食材の糖質量を把握し、自分の体やライフスタイル、症状に応じて、1日の糖質摂取量の目安に合せて食事をするのです。

人類の歴史はおよそ700万年といわれています。
人類の食生活は、農耕開始前、農耕開始以後、精製炭水化物以後の3つに大きく分けることができます。
まずは農耕開始以前の時代です。約1万年前に農耕が始まるまで、人類は長らく狩猟・採集で食生活をまかなってきました。
動物の肉や魚介類、昆虫や野菜などを中心として、時々木の実や果物を摂る暮らしです。
日常的に穀物を食べるような習慣はなく、まさに糖質制限食といえます。
約1万年前に農耕が始まると、小麦や米などの穀物を常食とするようになり、さらには18世紀になると、欧米と日本では同時期に小麦や米の精製技術が開発され、日本では白米を食べるようになりました。
つまり、人類の歴史の中で穀物を食べるようになったのは1万年前、さらに生成された白米やパンを食べるようになったのは、ほんの200~300年前のことです。
人類の歴史の中の大部分の期間の食事法として、実質的には、糖質制限食が行われていたのです。
人間の体の機能は、700万年という長い時間をかけて進化してきました。
しかし、農耕開始後1万年という時間の中で起こった変化にすぐさま適応して、体の機能を進化させようとすれば、体には確実に大きな負担がかかります。
つまり、今、人間の体は無理を強いられているわけです。
こうして体への負担が加速したことが、今日の糖尿病やメタボリックシンドロームを含めたさまざまな生活習慣病の増加につながっていった一因である、と考えられます。

糖質制限食によって、人間の体はさまざまな機能を働かせることができるようになります。
まずは、エネルギーを消費する代謝全体が改善されます。
さらに、神経系、内分泌系、免疫系という人間の健康をつかさどるシステムが本来の機能を取り戻し、心理面も安定してきます。
こうして快調な毎日が送れるようになるのです。
(糖質制限の教科書より引用)


★糖質制限食の基本的な考え方。

①ごはんやめん類、パンなどの主食を摂らない
②主食の代わりにおかずをもう一品
③肉や魚、卵、チーズ、大豆製品などでたんぱく質をしっかり摂る
④汁ものを組み合わせて満足度アップ


★糖質制限食によって体が本来備えている機能を取り戻すことができますが、それは次のようなところに現れてきます。

①血流がよくなる
②血糖値の変動幅が小さくなる
③ホルモンバランスが整い代謝が安定する
④神経系が安定する
⑤免疫系が正常になり、自然治癒力が高まる

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