妊活中の嬉しい食事

■妊娠しやすい体とは?

「食後高血糖」や「高インスリン血症」が排卵障害を起こす要因の一つになります。

糖質過多の食生活を続けると、インスリンの分泌が増えてきます。
この状態が長く続くと、インスリンに対する反応が悪くなり、ブドウ糖が細胞に取り込まれにくくなり「食後高血糖」を起こします。

こうなると、上昇した血糖値を下げようとして、さらにインスリンの分泌が増えてしまい「高インスリン血症」なるのです。
これは血糖変動幅の拡大にもつながり、自律神経などの乱れの原因になることもあります。

もともと月経が順調な方が、太りやすい体質になって、体重増加に伴い、月経不順になり「高LH血症」や「多嚢胞性卵巣」と診断される方の多くは糖質過多の食生活が関係している典型的な例です。

肥満でなくても「高LH血症」が背景にある排卵障害の半数は「食後高血糖」や「高インスリン血症」が原因になっている可能性があります。
また、排卵障害がなくても排卵される卵子の質の低下を招く原因になる可能性もあります。

さらに「高インスリン血症」は肝臓での「ケトン体」産生を減らしてしまいます。
子宮筋細胞や子宮内膜細胞のエネルギー源を糖質に偏った食生活で「ブドウ糖」だけに頼ってしまうと、もし子宮の細胞が「ブドウ糖」をエネルギーとして利用しにくい状態になってしまえば、 子宮がエネルギー不足に陥り、子宮内膜が薄くなることもあれば、着床しにくくなってしまうことも考えられるのです。

「ケトン体」が産生されやすい体質に改善することで、子宮筋細胞や子宮内膜細胞は「ブドウ糖」と「ケトン体」という二つのエネルギー源を持つことができます。
「ケトン体」が利用されることで子宮内膜の状態が改善すれば、妊娠しやすくなるのです。
高齢になると「卵子の質の低下」や「子宮内膜が薄くなる」ことなどで妊娠しにくくなると言われていますが、年齢が高くなるほど糖代謝の異常が多くなってきますので、 「ケトン体」が産生されにくいことが不妊症の原因になっている可能性も決してないわけではありません。

子宮だけでなく卵巣や卵管もエネルギー不足になっていませんか?
さらには「冷え」などで血行が悪くなっていませんか?
このような観点から診察してもらうことも大切かと考えています。

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